歯ぎしりについて
歯ぎしり(ブラキシズム)は、歯をすり合わせたり強く噛みしめたりする行為です。自覚の無い方も多いかもしれませんが、睡眠時など無意識に歯ぎしりをしている方も多いです。
一般的な治療法は、スプリント(マウスピース)を装着し、歯ぎしりの負担を軽減させます。歯ぎしりの原因はストレスである可能性が高いため、ストレスを軽減することが最も重要です。
歯ぎしりが及ぼす悪影響
- 歯が折れる、すり減る
- 歯の根の破折
- 被せ物や詰め物が外れる、割れる
- 義歯が割れる
- 歯周病の悪化
- 顎関節症の悪化
- 肩こり、腰痛、偏頭痛、あごの疲れ、
目の奥の痛みなどの体調不良 - 横で寝ている人の迷惑になることがある
- 睡眠時無呼吸症候群との関連性が
指摘されている
よくあるご質問
Q.歯ぎしりは
なぜ起こるのですか?
A.ストレス、かみ合わせが悪い、枕が合わない、などが原因です。
歯ぎしりは睡眠時に起きると思われがちですが、起きている間も、重たいものを持ったり集中したりすると歯ぎしりや食いしばりをしてしまうことがあります。
Q.歯ぎしりを放っておくと、
どんな影響がありますか?
A.歯が割れたり、欠けたり、ひびが入ったりします。
また食いしばりで歯茎が下がることによって知覚過敏になる、詰め物や被せものが外れる、顎関節症を引き起こす、などさまざまな影響があります。
Q.歯ぎしりは
子どもにも起こりますか?
A.子どもでも歯ぎしりは起こります。
ただ子どもの歯ぎしりの場合は大人のものとは違い、次に生えてくる歯の位置やあごの位置を決めようとする生理現象なので、心配いりません。
Q.歯ぎしりを
治す方法はありますか?
A.歯ぎしりを完全に治す方法はありませんが、寝ている間にマウスピースをつけることで歯を保護したり、ボトックス注射で噛む力を弱くすることで、歯ぎしりから歯を守ることは可能です。