ボツリヌストキシン注射

こんな症状で悩んでいませんか?
- 口を開けると痛い
- 口が大きく開かない
- 奥歯で噛むとピリッと痛むことがある
- 治療した歯の詰め物や被せ物がよくとれる
- 起床時にあごが疲れたような違和感がある
- 歯が細くなり痩せてきた
- 片頭痛がよくある
- 慢性的な肩こりに悩んでいる
上記のような症状は「噛み合わせ」が原因となっている場合があります。
当院では、お口全体の噛み合わせを検査し、状態に合わせて適切な方法で症状の緩和や改善をはかる治療にも対応しております。
ボツリヌス治療について

ボツリヌス治療とは
ボツリヌス治療は、ボツリヌス菌から抽出されたタンパク質「ボツリヌストキシン」を特定の筋肉に注射することで、筋肉の動きを緩和・調整する治療法です。
主に咬筋(噛むときに使う筋肉)などに注射し、過剰な筋肉の動きを抑えることで様々な症状の改善が期待できます。
歯科における活用と効果
歯科では、ボツリヌストキシンを用いた治療によって、咬筋の緊張を和らげ、顎関節や歯への負担を軽減する目的で使用されます。この治療により、エラの張りや口元のシワの緩和、さらには歯ぎしりや食いしばりによる肩こり・頭痛・顎の疲労などの症状にも効果が期待されています。
ボツリヌス治療の効果と
持続期間

効果が効き始める時間
数日から2週間ほどで効果が出始めます。
効果の持続期間と再注射の目安
持続期間には個人差がありますが、4か月から6か月程度持続します。再度の注射をご希望の場合は、お口の状態や症状に応じて、医師とご相談のうえタイミングを決めていきます。
顔まわりの見た目(エラ・輪郭)
への変化
噛み締めによってエラが発達している場合には、ボツリヌス治療の効果で筋肉が緩和されるため、副次的に見た目の変化も表れます。
メリット・デメリットについて

これまでは顎関節症の治療にはマウスピースが必要でしたが、ボツリヌス治療によって強すぎる咬筋の働きを弱めることで顎関節に負担をかけず症状の緩和が期待できます。
治療のメリット
(痛み軽減・美容効果など)
- 口元のほうれい線や、お口周りのシワ・顎の梅干しシワを目立たなくすることができる。
- 噛む力を和らげることができる。
- 歯や顎の負担を減らすことができる。
- 食いしばりによる頭痛や肩こりの改善。
- エラの張りが緩和され、副次的に見た目に変化が表れる。
リスク・副作用や注意点など
- 治療を行う際の針を刺した箇所が、一時的に赤くなることがある。
- 治療当日は少々つっぱった感じになる場合がある。
- 注射部位に腫れや内出血が起こることがある。
- 注射後1週間ほどは、顎にだるさを感じることがある。
- 効果は永続的ではないため、継続して注射が必要。
- 筋肉が緩むため、頬がこけて見えることがある。
ボツリヌストキシン注射の
流れ
-
カウンセリングから施術まで
まずは今の状態を拝見し、ボツリヌストキシン注射が適切かどうか診察します。適切と診断された場合には次回注射を行うため、ご予約を取っていただきます。
-
注射当日の流れと所要時間
注射部位を冷やしながら注射を行います。痛みはほとんどありません。所要時間は15分~30分ほどで、注射後はすぐにお帰りいただけます。
-
施術後の過ごし方(注意点)
注射後は、3日程度お顔のマッサージや熱いサウナ・お風呂を控え、1週間程度はアルコール摂取や激しい運動を避け、また胎児への影響の可能性があるため3か月程度は男女問わず避妊が必要です。
注射後1週間程度で経過観察にお越しいただき、特に問題がなければ通常の定期検診に戻ります。
費用について

料金の目安と保険適用の有無
30,000円+税
保険は適用されないため、自費診療となります。
よくあるご質問
Q.ボツリヌス注射は
歯ぎしり・食いしばりに
どのような効果がありますか?
A.ボツリヌストキシンは筋肉を緩める効果があるため、無意識の歯ぎしりや食いしばりによる歯へのダメージを軽減できます。
歯ぎしりや食いしばりは、歯が欠ける・割れるなど歯へのダメージだけでなく、歯茎が下がる、顎が痛くなる、頭痛や肩こりを引き起こすなど、さまざまな悪影響があります。
Q.注射の流れや所要時間、
痛みはどれくらいありますか?
A.当日は医師による説明ののち注射を行います。所要時間は15分~30分ほどで、注射後はすぐにお帰りいただけます。痛みはほとんどありません。
Q.どれくらい効果が続いて、
再注射はいつ打ちますか?
A.効果は3〜4か月ほど持続しますが、時間の経過とともに効果は薄れていきます。
注射後も3か月ごとに定期検診にお越しいただき、医師と相談しながら再注射の時期を決めるのがよいでしょう。
Q.費用と
保険適用はどうなっていますか?
A.保険適用外の治療です。